|
「こんにちはー、シトラスでーす!」 |
|
「こんばんはー、ミネオラでーす!」 |
|
「Navelの新製品『Tick! Tack!』、ただいま絶賛発売中でーす!」 |
|
「でーす!」 |
|
「もしくは絶賛回収中でーす!」 |
|
「でーす……って、えええ縁起でもないこと言わないでー!」 |
|
「今回は珍しく発売延期しなかったんだよねミネオラちゃん」 |
|
「ううん、Navelは今までだって延期したことなんか一度もないんだよシトラスちゃん」 |
|
「あははは、またまたー」 |
|
「え、あの、べつに冗談じゃなくて本当に……」 |
|
「そんなことよりミネオラちゃん、早く新製品の紹介を始めないと!」 |
|
「ええっ!? シトラスちゃんが珍しくマスコットガールとしての労働意欲に燃えている!?」 |
|
「うふふ。私だっていつまでも恋に恋する微熱少女じゃないのよ坊や」 |
|
「そ、そうだよね、もう私たちNavelのマスコット始めて2年半だもんね」 |
|
「あれ? そういえば私たちっていま何歳なの?」 |
|
「それではさっそく新製品を紹介させていただきまーす!」 |
|
「ねーねー、もう運転免許とかって取れるのかな」 |
|
「恋愛アドベンチャーゲーム『Tick! Tack!』、ただいま絶賛発売中でーす!」 |
|
「ねーねー、私たちそれプレイできる年齢なのかな」 |
|
「シトラスちゃんそんなことより、今度のお話はね、稟くん達が20年前の魔界に飛ばされちゃうところから始まるんだよ」 |
|
「へえー。20年前って言ったら、ミネオラちゃんはもうランドセルしょってるころだよね」 |
|
「え、ええっ、私だけ昭和世代なの!?」 |
|
「ちょうどコ○モ星丸グッズ集めてた頃じゃない?」 |
|
「知らない! そんな20年前の万国博覧会とか全然知らない!」 |
|
「じゃあミネオラちゃんはいま何歳なの?」 |
|
「そうだ、話は戻るんだけど『Tick! Tack!』では稟くんの行動如何によってネリネちゃんの身に変化が起こるんだよ」 |
|
「そうだ、私も話は戻るんだけど『星丸』って疲れ目のとき見ると『睾丸』に見えるんだよ」 |
|
「知らない! そんな国語より保健体育で習うような漢字、全然知らない!」 |
|
「そういえば睾丸で思いだしたけど『Tick! Tack!』はえっちなシーンが盛りだくさんでーす!」 |
|
「ああ、良かった。きっかけはともかく、シトラスちゃんがようやくマスコットガールとしての本分を思いだしてくれた」 |
|
「うん、星丸のおかげだね。星丸もまだまだ愛知のもっさりした緑タワシには負けてないんだね」 |
|
「う、うん。負けてないっていうか、勝負にもなってないんじゃないかな」 |
|
「そんなわけで『Tick! Tack!』はなんかもう、えろえろでーす! シーン数多いし、バリエーションも豊富! お約束のコスプレえっちもてんこ盛り! えろえろ大好きミネオラちゃんもこれなら安心だね!」 |
|
「わ、私っ!?」 |
|
「くふふ、稟くんったらクールな顔して意外や夜は絶対無敵なんだよ。略して絶稟くんだね!」 |
|
「そ、そうなんだ。うーん……でも私が好きなのはそういうシーンそのものより、こう、男の子と女の子が結ばれるまでの甘酸っぱーい恋愛過程の方かなあ、ふふ」 |
|
「あだち漫画でも読めばいいと思うよ」 |
|
「なんで! Navel作品にも甘酸っぱさは詰まってるよ!」 |
|
「ちなみにネタバレだけど、カッちゃん地区予選決勝の日クルマに轢かれて死ぬよ」 |
|
「星屑ロンリネス!」 |
|
「さーて『Tick! Tack!』では誰が死ぬのか楽しみだね」 |
|
「し、死にませんよ皆さん! 安心してください、ドタバタコメディですよー!」 |
|
「えろえろコメディですよー!」 |
|
「はあ……なんか私たち、今日は会話が噛みあってないこと甚だしいね」 |
|
「うん。ところでネリネって何歳なの?」 |
|
「それでは皆さん、また会う日までー!」 |
|
「あと、おれつばっていつ出るの?」 |
|
「また会う日までー!」 |