遥かなるニライカナイ

キャラクター

主人公・一渡が保護した家出少女。
苗字はかたくなに隠している。

肌が透き通るように白い、清楚可憐な美少女。
お嬢さま然とした佇まい。
舞台である沖縄は陽射しが強いため、日傘をよく使用しており、その姿も様になっている。

性格は、容姿に反して小悪魔。
思ったら即実行といった直情径行の気がある。
良く言えば前向き、悪く言えば向こう見ず、そしてイタズラ好き。
お嬢さまのせいか怖いもの知らずなので、よけいタチが悪かったりする。

主人公:月代 一渡(つきしろ いちと)

「……ここまでボウズだと、
 魚じゃなくて長靴が釣れても喜べる自信があるなあ」

本作の主人公。
学園を卒業したばかりの社会人。
実は、現代の琉球国王なのだが、琉球民族以外の相手には正体を隠している。

病弱の妹、零(れい)を大切にしている。
端から見ると、重度のシスコン。

趣味は釣り。
だがぜんぜん釣れず、いつもボウズ。
いつか沖縄県魚であるグルクンを釣りたいと思っている。

海カフェを経営しているだけあり、料理の腕は抜群。
その繊細な味わいに、主な客である女子たちはメロメロ。
胃袋をつかんで離さない。

  • 月代 零(つきしろ れい)

    「にーにーの……ポッテカスー」

    学園の2年生。
    主人公・一渡の妹。
    一渡のことは「にーにー」と呼ぶ。

    月を象徴したような、銀髪。
    儚げな雰囲気。
    性格も基本的に控え目だが、いざというときには、冷たい相貌で容赦がない物言いをすることもある。

    病弱。
    学園1年生時は、体調いかんで学園に通ったり、通わなかったりを繰り返していた。
    2年生時の今は、普通に学園に通えるようになってはいるが、通院は欠かせないでいる。

    琉球国王の妹である零は、琉球神女として、神事の面で兄の一渡を支えている。
    だが、体調不良でその役目を満足にこなせないことで、自分を責めることもある。

  • 喜良原 詩呼(きらばる しいこ)

    「巫女(ユタ)として、この命に代えても
     国王さまと神女さまをお守りする所存です」

    学園の3年生。
    表向きは、マリンスポーツ部に所属する女子生徒。

    裏の顔は、大与座(オオクミザ)の一員。
    その中でも、主人公・一渡に仕える、国王の側近である巫女(ユタ)のひとり。
    それ相応の龍力(セヂ)を持ち、詩呼は火を自由自在に操ることができる。

    凜々しく、男口調で話す。
    真面目、誠実、清廉潔白であり、融通が利かないカタブツでもあるので、本人にその気がなくても一渡を困らせてしまうこともある。

  • 垣花 彩楽(かきのはな さあら)

    「強がっちゃうザコのセンパイ、かわいい(はぁと)

    学園の1年生。
    表向きは、マリンスポーツ部に所属する女子生徒。

    裏の顔は、大与座(オオクミザ)の一員。
    詩呼と同じく、主人公・一渡に仕える、国王の側近である巫女(ユタ)のひとり。
    それ相応の龍力(セヂ)を持ち、彩楽は風を自由自在に操ることができる。

    性格は、今どきの女子校生。
    ノリがよく、小生意気なメスガキ。
    いつかこの田舎町を出て、都会でもっと女子っぽい遊びをしたいと思っている。

    ちなみに、詩呼の「シー」と彩楽の「サー」を合わせ、一渡はふたりまとめて「シーサーズ」と呼んでいる。

  • ねーねー

    「キミだけに、とっておきの釣りのコツを教えてあげる」

    主人公・一渡の従姉。
    故人。
    琉球王国における前王のひとり娘で、当時は琉球王女だったが、今はすでに亡くなっている。

    当時は小学生だった一渡を、よく遊びに誘っていた。
    それがキッカケで、一渡の趣味は釣りになった。
    そして、一渡の初恋の相手でもあった。

その他の登場人物

  • 富里
    富里(ふさと)

    CV:六条太助

    主人公・一渡と同い年のライフセーバー。
    大与座(オオクミザ)の一員であり、詩呼や彩楽と同様、一渡を始めとする王家を裏から支えている。

    性格はチャラく、女好きで、親指を立てながら白い歯を見せたりする。
    だが根っこは友だち思いで義理堅く、一渡も彼のことを親友だと思っている。

  • 高平
    高平(たかひら)

    CV:策真彦

    海咲の家に仕えている相談役。
    普段は礼儀正しく、冷静沈着だが、その実プライドが高く、感情を乱すと高圧的な態度に変わることがある。

  • 伯父
    伯父

    CV:蒼樹勇人

    主人公・一渡の伯父。
    琉球王国の前王であり、現在は一渡たちが暮らす町を離れている。
    性格は豪快で、無作法で、酒好きだったりするのだが、家内には頭が上がらない。

  • 伯母

    CV:藤真ゆみ子

    主人公・一渡の伯母。
    琉球王国の前王妃であり、現在は夫と共に一渡たちが暮らす町を離れている。
    性格は優しく、物腰も柔らかいが、意外と毒舌なところもあり、特に夫に対しては辛辣に当たることが多い。